今月の市村清
Monthly
“今月の市村清”―2022年2月編―
市村清ゆかりの地を訪ねる
—“佐賀ツアー”の実施—
2020年2月、三愛会では市村清生誕120年を記念し、“リコー三愛グループ社員に、もっと市村清の事を知ってもらおう”という機会を作るため、原点回帰として佐賀県内にある市村清のゆかりの地を訪ねる佐賀ツアーを企画・実施しました。
このツアーの狙いは、
『市村清が幼少の時を過ごし、また功成り名を遂げたあと、数々のゆかりの地を残した佐賀を訪ねることで創業者の足跡に想いを馳せる、また参加者同士の交流を図る』。
初回は、三愛会活動の意義を理解し今後このツアーを継続して開催する際、推進者になっていただくことを目的として、三愛会常任理事会社及び三愛会会員各社の三愛会担当責任者の方々にご参加いただきました。
2日間にわたり、佐賀市内と生誕地のみやき町を中心に巡りましたが、中でも参加者の皆さんが一番印象に残る場所として挙げたのは“市村記念体育館”でした。この体育館は市村が故郷の青少年のために私財を投じて寄贈した施設で、坂倉準三氏による斬新なデザインにも圧倒されたようです。ほかにも、リコー誕生の原点とも言える“佐星醤油”へ伺い、市村と佐星醤油との出会いなどについて吉村社長から説明を受けたり、市村が初代会長に就いた“サガテレビ”で、没後50年を記念して作成した「三愛精神のルーツを辿る」の動画を鑑賞するなどしました。
みやき町では、母校・北茂安小学校に設置されている市村清展示コーナーを見学し、今でも偉大な先輩として生徒たちから尊敬されている様子を伺い知ることが出来ました。さらに、現在は市村記念公園として整備され、近隣の人々の憩いの場となっている生家跡も訪れました。
今回このツアーに参加した皆さんはほとんどが関東から中部地区にいらっしゃる方々だったので、佐賀県内の市村ゆかりの地を訪ねるのが初めてという方も多く、実際に市村清が生まれ育った場所やゆかりのある施設を見学することで、改めて市村清の偉大さを認識し、リコー三愛グループ共通の経営理念でもある『三愛精神』を通じてもっと多くの社員に市村清の功績を広めるべきと語っていました。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でこのツアーを実施出来ませんでしたが、三愛会では今後も社員に市村清の功績を身をもって体験してもらえるよう、佐賀ツアーを継続したいと考えています。
佐賀ツアーコース
【1日目】市村記念体育館⇨サガテレビ ⇨清恵庵⇨佐賀西高校⇨市村清モニュメント⇨佐星醤油
【2日目】北茂安小学校⇨千栗土居公園 ⇨市村記念公園(生家跡)⇨千栗八幡宮⇨楊柳亭(佐賀市内)