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すくらっぷ帖
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大々的な三愛ドリームセンター誕生の特集で発行された第43号。深夜の披露パーティーの様子や、ドリームセンターが出来上がるまでの建築のながれ、当時の売り場責任者を集めての座談会など、多岐にわたった内容になってるよ。
深夜0時を知らせるチャイムが鳴り響くなか、国歌の“君が代”の前奏に続き僕が点灯スイッチを入れると、点灯式が賑やかに始まった!当日は大勢のお客さんが銀座4丁目交差点付近に集まったので、交通整理をするためにお巡りさんが80名も出動したんだって!
正面に吊り下げられたゴンドラに乗ってドラム演奏するフランキー堺氏が1階から2階へ、2階から3階へ上がっていくのに合わせてフロアが点灯。最後の9階が点灯されると、全体が金色に輝いてみえたよ。一斉に拍手が沸き起こって、点灯式は最高潮!この時は本当に感動して体が震えたな~。
ドリームセンターの入館第1号は、当日鍬入れ式もお願いした三笠宮殿下のご一家。僕ら夫婦がフロアを順番に案内したんだよ。それから、この日ご招待した1600名の皆さんを、混雑で事故が起きないように順番にご案内。館内は深夜にもかかわらずお客さんでいっぱい!!
この日人気を呼んだのはドリームセンターだけじゃなかったよ。銀座4丁目付近に出店した様々な屋台は昔の屋台風景を彷彿とさせ、おでんやカン酒、ソバにおしるこ屋、石焼き芋、綿菓子に甘栗屋、さらにはパチンコの屋台まで登場して、それぞれ楽しむ人で溢れていたんだ。深夜のソバの味はまた格別なんだよ!
全館が点灯した瞬間のこの写真は、写真家の吉田利雄氏によるもので、向かいに建つ和光さんのご好意で屋上時計台から撮影させてもらったもの。この角度からの実況写真はこれしか無いんだよ。金色に光り輝くドリームセンターの様子がよく分かるよね!