会誌
すくらっぷ帖

Past feature articles

三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。

三愛会会誌100号(1990年発行)

三愛会会誌の記念すべき“第100号”は、1990年に特集「食」と題して発行されました。やはり見直すべきは和食ということで、日本の味がテーマとなっています。
今年は猛暑で夏バテしている人も多いのではないでしょうか。これから季節は秋に移り変わり、旬のものを取り入れながら胃腸の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

100号PDF版(抜粋)を閲覧する(PDF 6.5 MB)

お米やお味噌汁、焼き魚に煮物…。和食はボクたち日本人の根本になるもの。日本食の良さについて、みんなはどこまで知っているかな?今は洋食や中華はもちろん、ジャンクフードと呼ばれるものも出てきて食の世界も千差万別。
ボクの時代からはずいぶん変わったけど、やっぱり日本食が一番だと思うんだ!
久しぶりに幸恵の手料理が食べたくなったよ。

江上料理学院の江上栄子院長によると、高度成長時代を背景に外食の機会が増え、冷凍食品やレトルトが話題になり、女性の社会進出で共働き家庭が増えたことで、家庭料理を作る家がこの頃から減ってきたんだって。日本の家庭料理の特色は魚や野菜、キノコ類、主食の穀類をたくさん取ること、脂肪を使う料理が少ないということらしいけど、今のヘルシーブームはまさに日本食がピッタリだね。それに昆布や鰹節で取った出汁は最高だよね!干椎茸なんかの乾物から出る出汁と一緒に炊いた煮物なんてボクの大好物だよ。やっぱり和食は日本人の心だよね!

今は年間を通して季節外れの品々がいつでも食べられる時代になりました。ですが今一度周囲を見回し、この恵まれた日本の本当の味、“旬”の味をしっかりと味わってみませんか。

今日のひとこと
〜市村清の訓え〜


今日のひとこと 〜市村清の訓え〜