会誌
すくらっぷ帖
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三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。
三愛会会誌134号(2004年発行)
人は、一人では生きていけないと言います。必ず誰かの手を借りて成長するものです。子は親に、部下は上司に育てられて一人前になっていくものです。
2004年に発行した三愛会会誌134号では、私たちの身近で最も大切なテーマでもある『育てる』を特集しています。
春からの新学期や新生活に馴染めず、8月の夏休み明けはストレスなどで体調を崩しやすい時期とも言われていますので、「育てる」立場、「育てられる」立場にある方の参考になればうれしく思います。
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人を育てる、植物を育てる、ペットを育てる、愛
を育てる…。“育てる”といってもさまざま。
自分が育てていると思っていたモノに、いつの間
にか育てられていたことに気付いたという作者の
小國さん。知らないうちに、自分も成長させられ
てたってこと、あるよね。
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今回の「育てる」の特集は、“子を育てる”、“部下を育てる”の2本立てだよ。理想的な子育て法はあっても、正解の子育て法は無いんだって。子どもに、厳しい社会を生きていく力を付けてあげるのも親の役目。でもそれがまた難しいんだよね!
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子どもを育てることで、親も成長するんだって。子は親の背中を見て育つって言うけれど、“お手本”になろうと無理をする必要はないんだ。当時のグループ社員へのアンケートによると、どこに子育ての力点を置いているか?の問いに、「しつけ」と「健康」がトップだったようだよ。
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昔の生活の中には、教育に関する意味深い言葉がたくさん残っているんだ。「困ったときはお互いさま」、「物を大切に」なんかはボクもよく母親から言われたなー。「相手の目を見て話しなさい」、これはボクが大人になってからも社員によく言っているよ。
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部下の能力を見極め、その力を引き出したり、部下がやる気になるような環境作りも上司の役目。社員が成長すれば会社も成長する。だから社員を育てるのは上司の役目なんだって。
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時には部下を厳しく叱ることも大事。愛情をもって接すれば部下も分かってくれるよ。でも頭ごなしに怒鳴ったり大勢の前で叱るのは、人として相手のプライドを傷つけてしまうからNGだ!さらに、ボクたち日本人は特に褒めるのが苦手なんだって。部下の良いところは褒めてあげようね!
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最後に、部下が上司に望む点として、「話や意見を理解・尊重してほしい」、「相談に乗ってほしい」などいろんな意見が挙げられているよ。上司と部下が良い人間関係を築けるよう、部下から「育ててくれた」と感謝される上司になれるよう、上司の立場にある人は目を通して参考にするのもいいかもね。ボクも耳が痛いよ…。
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