会誌
すくらっぷ帖

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三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。

三愛会会誌152号(2013年発行)

現在の暦は新暦ということをご存じですか?日本は明治5年までは旧暦を使っていました。明治政府が「明治5年12月3日を明治6年1月1日とする」と改暦を宣言したことが、現在の新暦のはじまりです。2013年に発行した152号では建築家・社団法人大阪南太平洋協会主宰の松村賢治さんが監修した「旧暦ライフを楽しむ」を紹介します。旧暦は季節と一体となった暦です。自然と調和し、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

152号PDF版(抜粋)を閲覧する(PDF 2.0 MB)

春夏秋冬、季節感のあるモチーフが並んだ表紙。作者の伊藤さんの「ゆっくり季節を味わう生活を忘れないように」というメッセージがが込められているんだ。

旧暦は、月と太陽の運行日数の両方を加味した「太陰太陽暦」のことなんだ。太陰太陽暦は今から4千年前くらいに中国で農暦として使われ、日本に伝わったんだよ。農暦は季節と一体になっているから農業には旧暦が役立つんだよ。

暦は月の満ち欠けとも関係があるんだね。太陽と地球と月の位置関係で潮の満ち干きに影響もあるし、漁師さんも参考にしているんだって。

いまでは旧暦を意識する機会も減ってきているけれど、日本古来から伝わる旧暦を意識した生活をしたいね。改めて日々の生活に季節行事を取り込んでみてね。

後半は、自然と寄り添った先人たちの生活の知恵に学びながら季節の食べ物や行事などを紹介しているよ。

日本には四季があり、季節感を満喫できる文化があるね。2022年も忙しい毎日になっちゃうかもだけど、暦を意識して季節を感じ、味わう、楽しむ生活にしようね。

今日のひとこと
〜市村清の訓え〜


今日のひとこと 〜市村清の訓え〜