三愛会会誌171号
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﹁■8  戦後の高度経済成長により︑銀座の街は大きく変わりました︒銀座通りも都電が廃止されるなど大改修が進められ︑新たな銀座通りが完成した1968年はち■うど明治100年︑同時に三愛DCも誕生5周年でした︒  銀座の街では明治100年を記念して﹁明治百年記念大銀座祭﹂が開催され︑三愛DCも5周年を祝いました︒  1963年12月︑三愛DCの2・3階に日産自動車が﹁ニッサンショールーム﹂をオープンして︑初代ブルーバードやフェアレディZ1500を展示︑正面入り口近くの特設ステージにはセドリックが展示されました︒  70年︑ニッサンショールームが向かいのサッポロ銀座ビルに移転︑日産の後に︑マツダのショールーム﹁マツダロータリー﹂がオープンしました︒ ※掲載写真について:原本の所在が不明なものについては﹃三愛会会誌﹄から複写しました︒  2003年9月︑三愛DCが DOCOMO JAPAN選定﹁日本におけるモダンムーブメントの 建物100選﹂に選出されました︒銀座の真ん中に位置し︑特徴ある丸いビルの美学︑技術︑思想が評価されたものです︒  2008年︑三愛DCの8・9階に︑写真展を開催する﹁ギ■ラリーゾーン﹂や創業以来リコーが発売した歴代の銀塩&デジタルカメラの展示を行う﹁カメラゾーン﹂︑ワークショップスペース等からなる﹁■■■■ ■■■■﹂を開設︒  その後︑﹁リコーイメージングスクエア銀座﹂にリニューアル︒さらに21年︑同フロアが﹁として開設されました︒︵22年12月に閉館︶ 1960年代︑高度経済成長期の真っただ中に誕生した三愛DCは︑昭和︑平成︑そして令和の今日まで︑銀座4丁目交差点にあって銀座の街の変貌ぶりを見続けてきました︒しかし︑その三愛DCも竣工から60年を経過して︑建て替えられることになりました︒  ﹁■はたらく■が時代と共に変化し続けるなか︑この変化に向き合い︑共創を生む場所として︑創業者・市村清の想いを宿すこの場所からさまざまなメッセージを発信することで︑銀座の街にふさわしい新たなランドマークを構築します︒  新ビルディングの設計者として小堀哲夫氏︵小堀哲夫建築設計事務所︶を選定しました︒■■■■■■■■︵ガシーを継承しながら︑多様な人々が集い︑■はたらく歓び■の共感が持続的に生まれ循環する︑環境に配慮された空間となることを目指します︒﹂ ■■■■ ■■■ ■■■■■■■﹂サーキュラー︶︱めぐり めぐる よろこび︱﹂をコンセプトに現在のビルのレ主なイベントを振り返る明治百年記念大銀座祭と三愛DC5周年記念 ニッサンショールーム︑マツダロータリーがオープン ﹁日本におけるモダンムーブメントの建築﹂に選出 フ■トギ■ラリー ﹁RING CUBE﹂開設 将来へ向けて 日産自動車川又社長のテープカットニッサンショールーム  完成予定は2027年︒新ランドマークの誕生が今から楽しみです︒  今年2月1日︑リコーは次のように三愛DCの建て替えを発表しました︒ 大銀座祭では、協賛各社が趣向を凝らしたフロートと呼ばれる花自動車による“音と光のパレード”が実施された。三愛DC全体を大銀座祭&5周年仕様に派手に装飾。ゴンドラにはくす玉がつるされ、9階に達すると開花した。歴代カメラ展示コーナー

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