リコー三愛会グループのご案内 2025
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これから目的              足      『茨と虹と市村清の生涯』市村清の著書・関連図書『市村清実践哲学』発           「私の履歴書」を担当した著者(当時新聞記者)が、創業者・市村清の全生涯の記録をまとめた伝記。起こし、激動の昭和産業史に異色の実業家として光芒を放った市村の人生を描く。日本経済新聞に掲載された佐賀県の貧農の子から身を 尾崎芳雄著 (改訂版)市村清が生涯貫き通した実業家としての姿勢とは、どのようなものだったのか。全7章にわたる市村の実践哲学は、人はどう生きるべきか、企業人はどうあるべきかを示唆する内容に富んでおり、私たちに前に進む力を与えてくれる。 (新装版) 市村清著 『従業員は事業の協力者である。信条とする三愛主義を徹頭徹尾貫いて、彼らが勤めを楽しい面白いこととして愛するように導いていきたい。そして、働くことに何の心配もつきまとわない、世界のどこにも類例のない独特の〝市村産業団〟というものを作り上げていきたい』創業者・市村清は、創業当時から抱いていたこの思いを実現するためには、各社相互の連携を図ることが大切だと考え、1944(昭和19)年8月、市村が創業した理研光学工業、理研特殊製鉄など7社で、三愛会の前身である「自蹊会」を設立しました。そして終戦翌年のを「三愛会」と改称し、その目的を「傘下各社の連絡統制を図り関係事業の助長を期する」としました。同年12月、機関誌『三愛』(現『三愛会会誌』)を創刊し、誌上で「三愛精神」(人を愛し国を愛し勤めを愛す)を発表しました。グループ各社とその社員たちが三愛会や機関誌『三愛』を介して強い絆で結ばれること、それが市村の望みでした。 68 年(昭和43)年12月16日、市村は急逝しました。後を託された舘林三喜男第2代三愛会会長は、翌年12月、新たな三愛会の目的を、「本会は、創業者市村清の経営理念である三愛精神『人を愛し国を愛し勤めを愛す』を基盤とするリコー三愛グループ各社昭和21)年4月4日、「自蹊会」 をもって構成し、創業者の遺志を尊重して会員会社相互の発展と団結、ならびにグループのイメージアップをはかることを目的とする」と定めました。三愛会の目的は今も変わらず引き継がれています。活時 代動を経るに従い、三愛会はその時代の環境変化に合わせて、活動を変えながら今日に至っています。リコー三愛グループの経営統制活動に重きを置いた時代、グループ共通の福利厚生活動に重きを置いた時代、グループ各社間のコミュニケーションに重きを置いた時代、グループ外へのPR活動に重きを置いた時代などさまざまな時代を経て来ました。その間、変わらず大切にされた活動は、創業者・市村清を顕彰する活動と、「三愛精神」を次の世代につなげる活動でした。三愛会は変わらず大切にする活動と新たな一歩を踏み出す活動に取り組みます。まず、市村清顕彰活動と、「三愛精神」を次の世代につなげる活動はこれからも続けていきます。そして、「会員各社が共同で取り組む活動を通して、社会的価値を提供し、より強い絆を築く」こと、それが新たに踏み出す一歩です。これらの活動を通して、リコー三愛グループ各社および社員間の絆を深めるとともに、グループ外からの信頼と好感を得ることを目指します。「三愛会」の歩み そして これから三愛会282846(

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