社員たちの募金で建立 1969年12月16日(市村清の一周忌)、リコー本社玄関前で、市村の銅像除幕式が行われ、生前親交のあった政財界、学界、芸能界の方々、近親者、グループ各社代表約100名が出席しました。 台座正面の「市村清像」は市村が最も敬愛した石坂泰三氏の揮毫によるもの。建立募金に応募した約14,600名の名簿は台座の中心部に埋蔵され、保存されています。 HPhttps://jp.ricoh.com/ ■所在地:東京都大田区中馬込1-3-6TEL03-3777-8111 佐賀鍋島藩歴代藩主の菩提寺 1968年12月16日、市村清は68歳の生涯を終えました。今、両親や幸恵夫人とともにここに眠っています。三愛会では毎年命日などに墓参を行っています。 賢崇寺は佐賀藩士をはじめ佐賀ゆかりの人々の墓が多くあります。市村がここを選んだのも、佐賀出身であり、祖父が佐賀藩士だったことによるものです。 ■所在地:東京都港区元麻布1-2-12TEL03-3451-2359 合同葬儀が執り行われた寺院 1968年12月20日、市村のグループ合同葬儀が執り行われた浄土真宗本願寺派の寺院。葬儀には、政財界をはじめ文化・スポーツ、芸能関係者など生前交流のあった方たち、約7,000名が参列。広い境内に入りきれなかった参列者の列が歩道にまで続いていました。 当寺院は日本を代表する寺院の一つで、インドの古代仏教建築を模した本堂は国の重要文化財に指定されています。 HPhttps://tsukijihongwanji.jp/ ■所在地:東京都中央区築地3-15-1TEL0120-792-04811ショッピングセンターの草分け 戦後、西銀座の名所であった数寄屋橋の堀は高速道路のために埋め立てられ、道路下は事務所や商店街になりました。商店街の真ん中にオープンした西銀座デパート(市村が初代社長)は、有楽町の新名所として、おしゃれな女性たちでにぎわいました。 現在、女性ファッション、三愛水着楽園、レストランなど多彩な店舗が揃い、当選数日本一といわれる宝くじ売り場もあります。 HPhttps://www.nishiginza.co.jp/ ■所在地:東京都中央区銀座4-1先 TEL03-3566-4111 戦後まもなく手掛けた明治神宮の結婚式場 1947年、明治神宮の再建に力を貸してほしいと依頼された市村は、厳粛な形式を残す憲法記念館の建物を見ているうちに、結婚式場のアイデアがひらめきました。狙いは大成功で、その年の挙式数は295組を数え、翌年開設した結婚相談所には多くの若い男女が訪れました。 その後、市村は経営から退きましたが、同館はさらに発展を続けて施設も拡大。開館から70余年、総挙式数は21万組を超えました。 HPhttps://www.meijikinenkan.gr.jp/ ■所在地:東京都港区元赤坂2-2-23 TEL03-3403-1171 36歳のときにつくった熱海の別荘(清恵荘) 理化学興業の感光紙部長に就任したとき、市村の手元には代理店(吉村商会)を返上した大金がありました。預金して楽に生きていこうとすれば人生が怠惰になってしまう、と考えた市村は約12,000m2の土地を買って別荘を建てたのです。(夫婦の名前から「清恵荘」と命名) 幸恵夫人の死後、財団に遺贈され、植物研究のための施設として開園しました。 HPhttps://www.sgkz.or.jp/outline/brg/ ■所在地:静岡県熱海市相の原町11-8 TEL0557-81-2656 市村清銅像(リコー本社玄関前)市村清の墓所(興国山賢崇寺)築地本願寺市村清新技術財団植物研究園(旧市村別荘)西銀座デパート明治記念館
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